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2009年6月12日 (金)

楽譜なんか なくても

最近、アメリカのナントカっていう国際ピアノコンクールで優勝されたピアニスト、辻井伸行さんの話題が毎日テレビに出ています。すごいなぁ~・・・なんて言葉じゃ言い尽くせない!これまでにも全盲のピアニストやテノール歌手の話には何度も心打たれてきました。

そもそも普通の人であっても国際コンクールで1位なんてものすご~く大変なことであって、どんなに努力しても、多くの犠牲を払ってでも手が届かないというのに、全盲というハンディキャップを持った辻井さんが1位・・・とにかく衝撃的。

新聞記事によると2歳半のときにお母様がその才能を発見された~とか書いてありました。きっと生まれつき鋭い感覚を持った方だったのでしょう~ けれど、目が見えないのにどうしてあんなすごい曲が弾けるようになるの!? (あれは目が見える私たちだって困難よ) 私達って当然のようにCDなどの音源と楽譜を併せて聴き、練習しながらいろんなことを発見していくのですけれど、その楽譜を見ることが出来ないということは・・・ 

私も数年前、全盲の生徒さんを教えていたことがあります。彼は転勤族で、小学校5年生のときに私がレッスンをすることになりました。私が一から教えたわけではなかったのですが、レッスンは当然他の生徒さんたちと同じようにはいかなくてなかなか戸惑いました。けれど、目が見えない反面耳はものすごく良いし、集中力も半端なものではなかったので、意外とすんなりレッスンは進んでいきました。・・・けれど、彼に一番最初に音楽の種を植えた先生の苦労はきっと大変なものだっただろうなぁ~と本当に思った。どうやって目に見えない鍵盤のことを理解させていかれたのかしら?

もともと、音楽が教会で生まれたとき楽譜なんてなかったのよね。耳から耳へと伝えられ、広まっていった音楽。目では見ることの出来ない音楽を形で表現するためにあとから楽譜が生まれたのですから、楽譜はなくても良かったわけです。目が見えないということは、その楽譜が生まれる以前の状態に近いのかな?

この辻井さんは当然すごいけど、この方を指導された横山幸雄さん(この方もピアニスト)もすごすぎる!! 限界とか妥協、とかいうことは全くなかったのでしょう。こんな信頼関係もすごく素敵だなぁ~、とひたすら感動しておりましたの。またまた勇気付けられ、反省させられたお話しでした 

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コメント

ほんとうに素晴らしい方ですね。TVで見る限り、彼の素直で純粋さを感じました。
音楽のことは詳しくありませんが、点字の楽譜なんてものがあるのでしょうか、聴いて覚えるとしたらいろんな演奏家の作品を聴くのか、楽譜を音で聞いて自分なりの表現をつけていくんでしょうか???

>いとうさんへ
今日、たまたまTV観てたら、コンクールのときの受賞曲リストの「ハンガリアンラプソディー第2番」を演奏してらっしゃいました。私も大好きな曲で、涙が出てきちゃった 本当に楽しそうで、演奏することが喜び!みたいな弾き方されるし、音に魂こもってるし~忘れられない演奏でしたわ。
あの曲って私もトライしようとして却下されたんだけどものすごく音符がたくさんの曲で、楽譜を読むことさえ困難な曲なのよね。音もものすごく跳ぶし。多分耳で聴いたものを演奏していかれるのでしょうけれど、私から見ると気の遠くなるような話です~。並々ならぬ精神力なんでしょうね。

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