兄妹連弾の結末・・・
今日は”小さなピアニストによる演奏会”というコンサートにshin&akaの連弾で出演させていただきました。
今まで数々の連弾を観させていただきましたが・・・連弾がこんなにも大変なものだったとは・・・!! 練習が始まったばかりの頃は、音楽的にまとめることの難しさに苦しんだ。まずは1人1人のパートを仕上げてから2人合わせる練習。2人の音をバランスよく聞こえるようにするのは本当に至難の業で、いつもお世話になっているT先生のアドバイスが本当に本当にありがたかった! 2人分、つまり4本の手があるのだから当然音の厚みも増し、その分楽しさも難しさも倍増するのですね。
しかし!! 練習が進むにつれて兄妹ペアは最悪。まず、いつでも練習できる♪的な気の緩みから、逆に練習に熱は入らない。そして、兄妹ならではのライバル意識と相手を思いやれない関係から練習中もケンカが絶えない。ピアノが原因でわが子達が真剣にケンカしている姿を見るのは、本当に辛いものがありました。特に、今日のコンサート出演が決まってからの2週間、演奏は乱れるわ、2人の仲は険悪さを増すわ、で出演辞退しようかとさえ考えていました。
本当に苦しい精神状態で迎えた今日の本番。・・・意外にも当の本人達はケロリとしている。家の中ではどんよりしていたのがウソみたい。音楽を通して知り合えたお友達や、先生方と会場で会えたのが良かったのでしょうか?(だとすると、結局私は何もしてやれることはないのですよね★かなしいことに)
2人の演奏は、今日はなんとか弾けたみたいで、まあまあ満足している様子です・・・が母は聴いていた!! 一拍だけakaが1オクターブ高さを間違えて弾いちゃったのを!! スズシ~い顔して通り過ぎていたけれど、それに合わせるshinもギョッとしただろうなぁ~。よくぞ毎回思いもよらないことをやってくれるものだ(-_-;)
今日の演奏会では何年か前まで一緒にレッスンを受けていた顔なじみのお友達の演奏も聴けたのです。みんな、ほんの何年かの間に体は大きく、ピアノも上手に成長されていて、とても刺激的でした。一緒に歌ったり、弾いたりしていた頃のことが懐かしく思い出されます。そんな思い出にひたりながら、楽しい演奏も聴くことができ、幸せ~なひと時を過ごす。
夜になり、今日のビデオを観ながら”こんなことが大変だったね”やら”あれが面白かったね”やら話し合う。akaの意見「とっても楽しかったからまたshinちゃんとやりたい!!」ですって~うっ、泣かせるね~(^^) ところがshin曰く「もうakaとはやりたくない、やるなら次は(友人の)Tとしかやらない!!」 のですって(-_-メ) なんということ~。私的には練習はやはり大変だったけれど2人のとてもいい思い出ができたと思っているのに~!shinがこんなにも薄情者だったなんて・・・ショック!!
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コメント
コンサートの楽しい(母様ははらはら)様子が伝わってきましたよ!
兄妹でひとつのことを成し遂げる経験は、とてもすばらしいなぁ!と思いました。
リードと協調の両方をするのはとても難しいのに、すてきな連弾になったみたいですごいなぁと思います。
一度聴かせてもらいたいです。
投稿: いとう | 2007年7月26日 (木) 13時30分
>いとうさんへ
いつもながら温かいお言葉、ありがとうございます。皮肉なもので、コンサートが近づくにつれて、目に見えて連弾以外のことでも兄妹の仲はトゲトゲになっていたのですが、終わってしまえばまたいつもの2人の戻っているのです~。一体なんだったの!? 本当に、毎回母はドキドキ、ハラハラ(-"-)で神経擦り減ります。
自分がこんな思いをしているにも関わらず(いや、こんな思いをしているからこそ!?)12月の発表会では、全員がソロ+連弾で出演し、兄弟でレッスンに来てくれてるうちは兄弟で連弾してもらうことに決定いたしました(^o^) これって、とても過酷なことですが、いい経験になることでしょう・・・
投稿: KV.ひさまる | 2007年7月27日 (金) 22時51分