新たな決意
先週・今週とグレード受験が続きます。鍵盤楽器を演奏する力だけではなく、読譜力や聴奏、伴奏付けなど、総合的な音楽能力をバランスよく身につけることができるこのヤマハグレード。 和声や読譜にも普段から意識を持っていかないと、なかなか取り組むことができません。この世界は一朝一夕にしては成らないのです。哀しいことに~。
先週はピアノグレード、今週はエレクトーングレードに数名の生徒さんがチャレンジしたので、私はおそるおそる応援に行ってきました 年齢がだんだん大きくなってくると試験前の緊張感も重々しく、見守るのもなかなかつらい。 試験室の壁越しに漏れてくる音を聴いていると、普段のレッスンではありえないことが起こっていたりするのよね~。 緊張感から、いつもは得意としている部分が抜けてしまったり、反対に普段苦手なはずの部分が意外とうまくいっちゃったり でもね、試験官とか審査員の先生というのは不思議なもので、な~んでもお見通しなのです。から、少しの失敗なんて気にする必要はない・ご安心 すごい耳をお持ちなのですよ~
お部屋の外で聴いていると、この子にはこんな面もあったのか~、こんな部分が足りなかった~と、発見と反省の連続。グレード受験に至るということは、それなりに長年のお付き合いで、その子のことはよくわかっているつもりでいても、実は全然わかってなかった!!なんてことも多々。試験が終わって、目に涙をためながらお部屋から出てきた○ちゃん、試験日の本当に数日前に突然スイッチが入ってどの科目も以外にもすんなりできちゃった△ちゃん、試験の出来・不出来に関わらずずっと淡々と明るい□ちゃん~皆様とても個性的、かつドラマがあります。中にはこのグレード受験のために1年以上ず~っと同じ曲を弾き続けながら他の科目の勉強をしてきた~という頑張り屋さんもいるのです。すごい!みんなホントによく頑張ったね 結果が出るまで約1ヶ月間。長いですが楽しみにしていてね
今日は、また新たな決意が一つ。 何事もバランスが大切。レッスンの目標は生徒さんの個性によってそれぞれ違います。それでも、日ごろからバランスよく力をつけられるようにレッスンを組み立てよう ついつい”演奏力”という面だけに走りがちなのですが、何事も急がば回れ。自由に想うことを音楽で表現できるようになるためには中身をもっと理解していないとね そんな訳で、このわけのわからない音楽の世界を、どうやったらもっと易しく人に伝わっていくのか・・・そんなことを考えてみたいなぁ~ と思ったのでした~
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