素敵な歌声
今日はshinの中学校でなんと、テノール歌手の新垣勉さんの講演会というものがあり~これは聴かなくちゃ!!と出掛ける。
新垣勉さんというと・・・アメリカ人の父と日本人の母の間に生まれ、生後間もなく事故により失明。1歳のときに両親が離れ離れになり、母方の祖母に育てられる。中学2年生のときに祖母が他界し、天涯孤独~その壮絶な人生はTVでも紹介され、ドラマ化されたり、最近では中学2年生の英語の教科書にも紹介されているのですって。
新垣さんが舞台に昇られると、どこからともなく中世ヨーロッパを思わせる軽やか~な音楽が聞こえてきて早速1曲・かの有名な”翼をください”を聴かせてくださる。何度もCDやTVで新垣さんの歌声は聴いているけれど、やっぱり生の歌声は素敵!本当に大空飛んでるような気分になれちゃう。広い体育館(それも決して音響的には良くない)が、歌声でいっぱいになったみたい。
歌あり、おしゃべりあり、笑いあり・・・あっという間の1時間。ご自分が中学生の頃こんな思い出があったよ~、こんなことを頑張っていたよ~っていう風にお話ししてくださったのですが、驚いたことに一度も目が見えないことには触れず、見えないから大変だった、なんてことも一切おっしゃらないのです。学校へ通うだけでも絶対普通の人にはわからない苦労があったはずなのに。 とてつもなく強い精神力だと思いません!? そのことについて語られられないということは、それほど大変だったということなのでしょう。そして、中学生たちへの熱いメッセージ”自分を変えるような出会いは必ずある。出会いを大切に” 心荒れまくる彼らにはちょっと響きわたる言葉だったのではないかしら?
新垣さんはこんな講演会ではオリジナルカラオケをお使いになるそうですが、アレンジといい音といい、ものすごく手の込んだカラオケだということは聴いてたらわかってきた。新垣さんとしては何よりもこだわる部分ではあるでしょうけれど、一体どうやってこれ製作するのかな?目が見える私たちは音をイメージで伝えるけれど、それでも限界がある。新垣さんはきっとこだわって・こだわってこのカラオケをお作りになっているわけで、日々研鑽を積まれているんだな~と感じた。一曲一曲に愛情こもっているのでしょうね
それにしても本当に素敵な歌声でしたので、今でも耳の奥に残っているみたい。まだまだ聴きたかったな
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